アナーキーな映画には、トイレの存在は不可欠です。
トイレは排泄の場で謂わば排他的な印象を与えるにはまさに絶好の場面であるのです。
その仮にトイレがつまりなど起こしていたら、さらに排他社会さえも許されない事の
メタファーではないでしょうか。
カルト映画と言われるものの多くが、メタファーを映画の多くの場面に散りばめています。
時計仕掛けのオレンジなどは、その最たる金字塔ですよね。
隠喩どころか隠語が未来式だったり、有名な目薬をさされるシーンや見せられている映像等々、
議論しだしたら終わることがないかも。
浅く多すぎるメタファーではしょうがないですが、
ショートフィルムで一つ二つ強烈なものを差し込んだらエッジが効いてかっこいいですよね。